夕涼みコンサート2日目が終了。リハを含め、濃厚な3日間が終わりました。
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました!
そして、この企画をしていただいた琵琶湖ビエンナーレのプロデューサー、中田洋子さんに深く感謝。そして、ビエンナーレのボランティアの皆さん、ありがとうございました。
今回は、八幡山ロープウエイから、さらにかなりな山道の参道を10分ぐらいかけて登る、かなりな坂。音響機材は重く、何度もボランティアの大学生さんに往復していただき、本当に助かりました。演奏者、スタッフ、全員で搬入搬出。これが一仕事でした。
とは言え、全員で最初に汗を流すことで、現場が一致団結した雰囲気になったのは良かったのかもしれません。
過去にACOON HIBINO氏の録音を担当し、昨年に引き続き素晴らしい音空間を作っていただいた音響、水口拓朗さん。コンピューター制御を駆使して、素晴らしい照明をしていただいた神村シゲゾーさん。様々な手配に奮闘し、素晴らしいカメラワークの映像記録をしていただいた平垣内悠人さん。サウンド=インスタレーションの設置を総指揮していただき、全体の監督をしていただいた永魂メディカルミュージック社長、高田恒浩さんに感謝。
瑞龍寺山門から本堂前までのサウンドインスタレーションは、今回の目玉でした。
ひぐらしの蝉しぐれの鳴り続ける自然音と528Hz音楽が、絶妙にマッチングし、贅沢な空間を演出したと思います。設置に奔走していただいた高田恒浩さん、ありがとうございました。
永魂メディカルミュージックFacebookページでも
こちらから
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この2日間は、音楽的に ACOON HIBINO氏の考える『528Hz音楽』が、僕にとって、より明確に感じることが出来るようになりました。
特に、ACOON HIBINO(p)楠田名保子(二胡) AWAYA(ゆうさんボイス/トモキチさんパチリキ)そして、岡本博文(ギター)で奏でた『八幡山2021』『ウリズンの森』は、10分余りのフリーインプロヴィゼーションですが、「ライブ=サウンドインスタレーション」とも言えるサウンドが構築されたと思います。
これは、音楽以前に、お互いの生活感覚とか、性分とか、そういうものが、自然にお互い尊重されて、ACOON HIBINO氏とAWAYAさんのリードで音楽として出来上がっていったのを僕は感じ。
今回の不思議は、演奏者全員が会場を包み込む「蝉しぐれ」を完全にメンバーとして捉え、演奏していたと言うこと。528Hz音楽の持つ自律神経に作用する性格は、どうも周りの生き物を元気にするようです。演奏を始めると「蝉しぐれ」は、一段と大きく。
「蝉しぐれ」と5人によるオーケストラ演奏。これらの曲では、僕は、豊かな深い満足を感じました。特にラスト3曲は「組曲」とも言えるストーリー性すらあったと思う。
これまでにないやり方で、自分にしかできない世界観が構築されつつあるのを、
僕は、感じています。大きな528Hz音楽という全く新しい概念のムーブメントに参加させていただいている実感があります。ありがたい事です。
僕自身としては、別に「自律神経を整えよう」「癒しの空間を提供します」などと、ことさら演奏中に考えるわけではない。今、このメンバーと一緒に音を出すとき、浮かぶ世界観に忠実に楽器を奏でることを考えているだけ。
これは、今まで味わったことのない感覚でした。
僕は、シンクロニシティーを信じています。それは、高崎山のニホンザルが、海の塩水に芋を浸けて食べることを覚えた時、全然違う場所で、全く関係ないのに、青森のニホンザルが塩水に浸して芋を食べ始める現象のような事。
果たして、私たちは、世界で何番目の猿なんだろうか。
私たちの旅路は、始まったばかりです。
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